紙のタイムシートを勤怠・給与計算に取り込むCSVにする方法

人材派遣では、派遣先ごとに書式の違うタイムシートが、毎月まとまって届きます。勤怠管理や給与計算のシステムに勤務の実績をCSVで取り込めても、タイムシートが紙だと、CSVを作るのは手作業になりがちです。

この記事では、紙のタイムシートを勤怠・給与計算に取り込むCSVにする方法と、時刻や休憩の扱いの注意点を解説します。

タイムシートの入力、こんなことに時間を取られていませんか

  • 毎月の締め日のあとに、大量のタイムシートを入力している
  • 派遣先ごとに書式が違い、どこに何が書いてあるかを毎回探している
  • 手書きの時刻が読みにくく、「1」と「7」などを見分けるのに時間がかかる
  • 休憩時間や残業の書き方が派遣先によって違う
  • 給与の支払日が決まっていて、入力の遅れが許されない

勤怠のCSVで気をつけること

勤怠や給与のシステムに取り込むCSVは、「1行に1回の打刻」「1行に1人の1日分」「1行に1人の1か月分の合計」など、システムによって形が違います。実際の形式は、お使いのシステムの取り込み仕様で確認してください。

タイムシートの項目と気をつけること(例)
項目気をつけること
日付日だけが書かれている場合は、対象の年月を補う
出勤・退勤の時刻「9:00」「900」など書き方をそろえる。日をまたぐ勤務の扱いを決める
休憩時間時刻で書くか、時間数で書くかを取り込み先に合わせる
スタッフ氏名ではなく、スタッフの番号で結びつける形式が多い
タイムシートから、日付・出勤時刻・退勤時刻・休憩時間の列がある表を作る図

タイムシートをデータにする方法の比較

勤務の実績をデータにする方法
方法向いているケース注意点
システムに手入力スタッフの人数が少ない締め日のあとに入力が集中する
スタッフに勤怠のシステムで打刻してもらう派遣先でも打刻できる派遣先の事情で紙のタイムシートが残ることがある
AI-OCRで読み取ってCSVに出力派遣先ごとに書式の違う紙のタイムシートが多い手書きの時刻の読み取り結果を確認する工程が必要

タイムシートをCSVにする手順

手順1:システムの取り込み仕様を確認する

CSVを作る前に、取り込み先の仕様で確認すること
確認すること内容
列の並びと見出し列の順番が決まっているか、1行目に見出しの行が必要か
必須の列空欄にできない列と、書類に書かれていない値(コードや区分)を入れる列
値の書き方日付(西暦・和暦、区切り文字)、金額(カンマや円記号の有無)、コードの桁数
文字コードShift_JIS か UTF-8 か
1回に取り込める件数件数や行数の上限があるか

手順2:1日を1行として読み取る

タイムシートの日ごとの行を、日付・出勤・退勤・休憩を列とした表として読み取ります。スタッフ名(取り込み先で使うスタッフ番号に置き換えられるように)や対象の年月を、各行に付けておきます。

手順3:合計の時間で確かめる

タイムシートに月の合計時間が書かれている場合は、読み取った日ごとの時間の合計と照らし合わせると、読み取りの違いを見つけやすくなります。

手順4:給与の締めの前に確認する

勤務の実績は給与と派遣先への請求の両方に使われます。合計が合わない人を優先して元のタイムシートと照らし合わせ、確認の時間を減らしましょう。

ドキュメントフォースなら、紙のタイムシートから勤怠のCSVを出力できます

AIによる書類処理の自動化サービス「ドキュメントフォース」で、紙のタイムシートから勤怠・給与計算に取り込むCSVを作る流れを紹介します。

取り込み先の列名に合わせて項目を設定する

取り出したい項目(解析項目)は、項目名と、取り出し方を日本語で書いた命令文(プロンプト)で設定します。項目名を取り込み先の列名(スタッフ名・日付・出勤時刻・退勤時刻・休憩時間など)に合わせておけば、出力するCSVの見出しにその名前が使われます。読み取る位置を書式ごとに指定する必要はなく、書式の違う書類も同じ設定で処理できます。

「日付はYYYY/MM/DDの形式で」「和暦は西暦に変換してください」のような注意事項をプロンプトに加えれば、取り込み先の形式に表記をそろえて取り出せます。

明細は1行に1件の形で出力する

日ごとの勤務の記録のように行が続く明細は、表(CSV)形式の解析項目として取り出せます。エクスポートで「単項目の繰り返し出力」を有効にすると、スタッフ名や派遣先などの値が明細の各行に繰り返し出力され、1行に1件の形のCSVになります。

取り込み先の列の並びに合わせて出力する

エクスポートでは、ファイル形式(CSV)、見出しの行を出力するかどうか、出力する項目とその並び順を「エクスポートパターン」として書類の種類ごとに決めておけます。書類から取り出さない列は空白の列を足して位置を合わせられ、ファイル名やアップロード日時を列として加えることもできます。1度に出力できるのは最大300件です。

取り込み先ごとに形式が違う場合も、エクスポートパターンを取り込み先の数だけ用意しておけば、出力のたびに列を並べ替える必要はありません。

確認してから出力する

解析結果は、元の書類のプレビューと並べて画面上で確認し、必要に応じて修正できます。複数の書類の解析結果はシートモードでまとめて確認でき、ハイライトを有効にすると、それぞれの値が書類のどこから取り出されたかをプレビュー上で確かめられます。

書類の取り込みも自動にする

メールに添付されて届く書類は、ワークスペースごとに発行される専用の受信アドレス宛てに転送するだけで、メール取込で自動で取り込めます。紙の書類はスキャンしてメールで送るか、Windowsのパソコンに保存したファイルを自動アップローダーで取り込めます。

まとめ

紙のタイムシートをCSVにするときは、1日を1行として読み取り、時刻や休憩の書き方を取り込み先に合わせることがポイントです。合計時間で確かめ、合わない人を優先して見直す流れにすると、締めの時期の負担を減らせます。

ドキュメントフォースなら、派遣先ごとに書式の違うタイムシートから勤務の記録を取り出し、取り込み先の列の並びに合わせたCSVとして出力できます。

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